一年中
ルミュアージュ(動瓶)
少しずつ澱を沈ませる
ルミュアージュ(動瓶)の目的は、澱をボトルの瓶口に集めることです。 この古くから伝わる手法では、横に寝かされていたボトルを1本ずつゆっくりと左右に回しながら、少しずつ瓶口を下にして倒立(シュール・ポワント)させていきます。 こうして、澱は瓶口の栓の近くに集まります。
ルミュアージュは手作業で行えます。動瓶士は、ピュピートルと呼ばれる木製の台を使用して、瓶底に付けたチョークの印を基準に、45度、または90度ボトルを左右どちらかに回します。 こうして、1か月半の間、1本のボトルにつき平均25回、手作業でルミュアージュが行われます。 プロの「ルミュアー」(動瓶士)は1日に約4万本を扱うことができます。
現在はほとんどの動瓶は機械化されています。 ボトル500本入りの金属製ケースごとルミュアージュできる自動動瓶装置が導入され、週7日、一日24時間の稼働で、約6週間かかっていた作業を約1週間でできるようになりました。手作業でも機械でも、ワインの品質は全く変わりません。
こうして澱がすべて瓶口に集まると、次のデゴルジュマンの工程に進むことができます。
透明なワインに仕上げるための厳密な作業
透明なワインに仕上げるための厳密な作業