Vignes et Cathédrale de Reims © Michaël Boudot

ランスとその周辺

歴史、自然、非日常的な体験が味わえる旅

シャンパーニュをめぐる観光ルート

フランスの歴史の中心に分け入る

シャンパーニュの神話を生んだ場所を訪ねながら、非日常的な体験を通していつもとは違うシャンパーニュ地方を発見する旅。

何世紀もの間フランス国王の戴冠式が行われてきた大聖堂のあるランスから、ヴェルジィの国有林まで、シャンパーニュ地方とその代表的なワインについて学ぶ旅に出かけましょう。

 歴史の中心地、ランスとその周辺  歴史の中心地、ランスとその周辺

シャンパーニュをめぐる観光ルートはさまざまな発見への誘い。 じっくりと時間をかけて探索する価値があります。 この発見の旅でご案内しているざまな活動や観光スポットに興味がおありの方は、ぜひ、数日間の滞在を計画して周辺の宿泊施設をご利用ください。 あまりお時間のない方も、最も興味のあるテーマだけをピックアップして一生忘れられないシャンパーニュ滞在を楽しんではいかがでしょう。

歴史、自然、非日常的な体験が味わえるルート  

ランスとその周辺から南部のエペルネーまで続くこの観光ルート沿いには、さまざまなアクティビティが楽しめる場所や観光スポットがあり、中には非常に珍しいものもあります! また、多くのブドウ農家やシャンパーニュメゾンが皆様を歓迎し、ワインを試飲させてくれたり、ブドウ園や象徴的なカーブを案内してくれたりすることでしょう。

ランス 

まず、「シャンパーニュ神話」の誕生に大きな役割を果たした歴史ある街、ランスの中心部の観光から始めましょう。 「戴冠の都市」(la Cité des Sacres)または 「王たちの都市」(la Cité des Rois)とも呼ばれるこの街は、シャンパーニュ地方とシャンパーニュワインの歴史の中心であるとともに、フランスの歴史の中心でもあります。 市内にある荘厳なノートルダム大聖堂(Notre-Dame de Reims)は必見です。 純粋なゴシック様式のこの大聖堂は13世紀に建てられたものですが、その歴史はずっと以前までさかのぼります。 フランク王クローヴィスがここでランスの司教の聖レミギウスから洗礼を受けたのは496年のことでした。 その後、ピピン短躯王(754年)からシャルル10世(1825年)まで、フランスのほぼすべての王がこの大聖堂で戴冠式を行いました。 シャンパーニュが「王のワイン」であるという神話はここから生まれたのです。 ランスの大聖堂は、2,303体の彫像があることでも有名で、その中でも最も有名なのが「微笑みの天使」です。 ランスの大聖堂は、世界で最も多くの彫像を有する宗教建築物となっています。

ランスの街でもう一つ見逃せないのは、その象徴ともいえるかつてのチョーク採石場です。 10世紀以降、採石されたチョークが街の建設に利用されてきました。 こうした昔の採石場は、地下で結ばれた巨大なギャラリーを形成しており、あたかも地下の大聖堂のような様相を呈しています。 シャンパーニュメゾンの中には、このスペースを利用してボトルを保管しているところもあります。  チョークの採石場は見学場所としても興味深いものとなっています。 中には天井までの高さが50mにもなる巨大なものもあります。 中に入ると、すぐにその涼しい温度(10〜12℃)と高い湿度(90〜100%)に驚かされますが、こうした温度・湿度が、年間を通じて、シャンパーニュの醸造と熟成に理想的な条件を提供しているのです。 シャンパーニュ地方を象徴するこうしたカーブは、2015年からユネスコ世界遺産に登録され、その優れた歴史的価値が認められています。

お昼の時間が近づいてきました。グルメなランチを楽しむ時間です。 街には、あらゆる味覚を満足させてくれるレストランが数多くあります。 例えば、ジャック・シモンがデザインしたアールデコ調のガラス屋根を持つ「Café du Palais」(カフェ・ド・パレ)。 本格的なビストロ料理と、もちろんシャンパーニュのセレクションもお楽しみいただけます。 高級料理や日本料理がお好きな方には、田中一行シェフが率いる2つ星レストラン「Racine」(ラシーヌ)がお勧めです。 ブラッスリー、ビストロ、ガストロノミーレストランなど、ランスではお気に召すレストランが必ず見つかるはず。 また、料理に合う美味しいシャンパーニュのセレクションにもご満足いただけることでしょう。 

ランスでは、昼食後のアクティビティや観光のためのアイデアにも事欠きません。 公園での散歩がご希望ですか? それなら、シャンパーニュ公園(Parc de Champagne)がお勧めです。 それとも、街を象徴するモニュメント巡りを続けますか? それなら、フジタ礼拝堂(Chapelle Foujita)、サン・レミ聖堂(Basilique Saint Remi)、トー宮殿(Palais du Tau)などがお勧めです。 街を探索することで、その豊かさと多様性が実感できることでしょう。 歴史に彩られた街でありながら、ランスは今の時代にしっかり根をおろした街なのです。 

エルモンヴィル 

ランスの街の魅力を十分味わったら、今度はその周辺の探索に出発してみましょう。 ランスから10キロほど離れたところにエルモンヴィルという村があります。 この小さな村を訪れる理由は、ここにシャンパーニュ地方で唯一の樽製造工場があるからなのです! シャンパーニュは、ステンレスタンクの中だけで発酵させるわけではありません。 ワインのスタイルにもよりますが、多くのブドウ農家やシャンパーニュメゾンはオーク樽も使用しています。 オーク樽は、伝統的な職人技に基づいて造られます。 「La Vauvarée」(ラ・ヴォーヴァレ)と呼ばれる場所に行ってそれを見学してみましょう!  

ヴェルズネイ 

次は、ランスの街を挟んで向こう側にあるヴェルズネイの村とその象徴的な灯台に向かいましょう。 今、灯台と言いましたが、確かに間違いありません。 ブドウ畑の真ん中にある灯台。これは、控えめに言っても驚きです。 灯台は、ジョゼフ・グレが1909年に立ち上げたシャンパーニュブランドを宣伝するために建てたものです。 この興味深い歴史を持つ建物は、訪れる価値が十分あります。 101段の階段を上ると灯台の頂上部分に到着。そこからシャンパーニュ地方のブドウ畑を一望に見渡すことができるのです。 

ヴェルジィ 

モンターニュ・ド・ランス地域圏自然公園の中心にあるヴェルジィの国有林。 豊かな自然が広がるこの森は、幹や枝が曲がりくねった変わった形をしたブナの一種、西洋ブナの世界的な保護区でもあります。 森には目印が付いたいくつもの小道が通り、童話の世界に紛れ込んだようなちょっと変わった散策が楽しめます。 

トレパイユ 

シャンパーニュ地方のブドウ栽培にまつわる遺産は、宗教的なモニュメントや豪華な邸宅だけではありません。 「Loges de Vigne」(ブドウ畑の小屋)と呼ばれる建物のような、より質素なものもあります。 ブドウ畑のあちこちに見られるこうした小さな小屋は、かつてブドウ農家が道具を保管するために使っていたもので、 悪天候の際の避難場所や、猛暑をしのぐ場所にもなっていました。 畑での作業の一部が機械化されたため現在ではあまり使用されていませんが、シャンパーニュ地方の遺産として、ブドウ農家や地方自治体はその保存に努めています。 トレパイユにある「ブドウ畑の小屋」の小道は、こうした建築物を実際に見て回るのに最適です。 この小道は、誰もが自由にアクセスして楽しめる、標識の付いたハイキングコースになっています。 

ミュティニー 

シャンパーニュ地方には、その独特の起伏のある地形により、ブドウ畑を一望に見渡せるような場所がいくつもあります。 モンターニュ・ド・ランス地域圏自然公園の少し南に、魅力的なミュティニーの村があります。 標高約240mに位置するこの村は、シャンパーニュ地方で最も標高の高いクリュとなっており、 そこからは、モンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、コート・デ・ブランの素晴らしい景色を眺めることができます。 目の前に広がるブドウ畑と森。それはシャンパーニュ地方の凝縮された風景なのです。  

マルイユ=シュル=アイ 

ほど近くのマルイユ=シュル=アイ村では、マルヌ川沿いの運河に沿ったサイクリングロードで散歩を楽しむことができます。 川の流れのようなゆっくりとしたペースでの散策は、シャンパーニュ地方を違った角度から発見するのにうってつけ。 徒歩でも自転車でも、リフレッシュできる素敵な時間が過ごせます。 運河沿いに進むと、この地方で最も古く、最も急斜面(45°)の畑の一つである有名なクロ・デ・ゴワス(Clos des Goisses)に到着します。 水面の反射に目を凝らしていると、なんだかシャンパーニュのボトルのように見えてきませんか? 

アイ=シャンパーニュ 

帰路につく前に、ユネスコ世界遺産に登録されている歴史的な丘陵地の麓に作られた、アイ=シャンパーニュ村の文化施設「Pressori」(プレソリア)を見学しましょう。 シャンパーニュメゾンのかつての圧搾所に作られたこの施設では、五感に訴えるインタラクティブで遊び心のある体験を通して、ブドウの木からグラスにいたるまで、シャンパーニュの様々な世界を発見することがでできます。  

シャンパーニュ地方とシャンパーニュワインの歴史の中心に分け入りながら、新しい発見をもたらしてくれたこのルートは、これで終了です。 

ご存知でしたか?

鉄道での移動を希望する場合は、モンターニュ・ド・ランスの中心部を通ってランスとエペルネーを結ぶ「La ligne des Bulles」(バブル列車)が利用できます。 ブドウ栽培に情熱を注ぐ人々が数多く住む村々に停車する列車です!  

自然がお好きな方には、モンターニュ・ド・ランス地域圏自然公園のブドウ畑と森をめぐる「Grande Traversée」(グランド・トラヴェルセ)ハイキングコースをお勧めします。  

シャンパーニュもお酒。節度を持って楽しみましょう。 テイスティングの際はスピトゥーンをご利用ください。ワイン生産者やシャンパーニュメゾン、一部のレストランでアルコール検知器具もご利用いただけます。 お気兼ねなくお尋ねください。

Galerie d'images

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Cathédrale de Reims
Cathédrale de Reims
Ange au sourire
Crayères
Crayères
Tonnellerie
Phare de Verzenay © Michaël Boudot
Feuilles de vigne
Entrée de Pressoria
Intérieur de Pressoria © Michaël Boudot
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