Vignoble de Montgueux 002 © Studio OG - Troyes La Champagne Tourisme

コート・デ・バール

シャンパーニュ地方の田園風景と典型的な村々を訪ねるルート

シャンパーニュをめぐる観光ルート

本物のシャンパーニュ地方に分け入る

歴史と文化の象徴的な場所をめぐる、新しい発見の旅。

トロワからクレルヴォー修道院まで、さまざまな顔を持つこの地区には、山や森、歴史的な村々が点在する他、グルメなひとときを過ごせる 素晴らしいレストランが皆様をお待ちしています。

 豊かな文化・歴史遺産を有するコート・デ・バール地区  豊かな文化・歴史遺産を有するコート・デ・バール地区

シャンパーニュをめぐる観光ルートはさまざまな発見への誘い。 じっくりと時間をかけて探索する価値があります。 この発見の旅でご案内しているざまな活動や観光スポットに興味がおありの方は、ぜひ、数日間の滞在を計画して周辺の宿泊施設をご利用ください。 あまりお時間のない方も、最も興味のあるテーマだけをピックアップして一生忘れられないシャンパーニュ滞在を楽しんではいかがでしょう。

シャンパーニュ地方の文化、歴史、美食の遺産をめぐるルート:

コート・デ・バール地区をめぐるルートでは、シャンパーニュ地方のブドウ栽培の中心地とその豊かな遺産に浸ることができます。 歴史、建築、美食に興味のある方々にとって、シャンパーニュ地方の文化が凝縮されたこのルートは、きっと気にお気に召していただけるはず。 ルートの道々では、コート・デ・バールのブドウ農家やシャンパーニュメゾンが皆様を歓迎し、ブドウ園やカーブを案内したり、試飲させてくれたりすることでしょう。  

では、コート・デ・バールという名前はどこから来たのでしょう? 南はバール=シュル=セーヌ、東はバール=シュル=オーブという2つの大きな村を囲むようにブドウ畑が広がっているため、コート・デ・バールと名づけられたのです。  

モングー 

このルートは、トロワから15キロほど東にあるモングーという村の近くから始まります。 モングーの丘は、トロワとその周辺の素晴らしい眺望を楽しむのに最適です。 丘に登る時間をぜひ設けることをお勧めします。 頂上からは、斜面に広がる見渡す限りのブドウ畑を眺めることができます。 ここは白ブドウ品種が好む白亜質の土壌で、南東向きの丘陵地帯には一面にシャルドネ種が植えられています。  

トロワ 

しばらく走ると、トロワの街に到着します。 シャンパーニュ地方のかつての中心地で、現在もこの地方を象徴する場所となっています。 シャンパーニュのコルク栓の形をしていることから「ブション・ドゥ・シャンパーニュ」(Bouchon de Champagne)と名づけられた歴史地区を訪ねてみましょう。 旧市街には、フランスで最も美しい大聖堂のひとつといわれるサン=ピエール=エ=サン=ポール大聖堂があり、総面積1500m²のステンドグラスは歴史的建造物に指定されています。 ちなみに、トロワのあるオーブ県は、ヨーロッパのステンドグラスの首都と言われています! 大聖堂の中では、多くの彫像や現代作品のコレクションを見ることができます。

大聖堂を出たら、ハーフティンバー様式の家々が建ち並ぶ細い通りを散策し、歴史に彩られたファサードの魅力を味わってください。 エミール・ゾラ通り、猫の小道、金細工師の塔など、この地区のいくつかの通りは必見です。 トロワのシナゴーグ内にある「メゾン・ラシ」(Maison Rachi)は、ユダヤ文化の世界的なメッカです。最近修復された2000m²のこの素晴らしい建物をご鑑賞ください。 

フシェール 

続いてフシェール村、特にその村にあるヴォー城(Château de Vaux)に向かいます。 自然に囲まれた場所にあるこの素晴らしい城は、その見事な建築と周囲の牧歌的な風景が見どころです。 この城では、調査しながら謎を解くという形のオリジナルで楽しい見学を提供しています。この見学は、15の質問を通して、城の様々な部屋で手がかりを探し、ナポレオン3世のクーデターをめぐる重要な出来事を再現するというものです。 城の見学料は、城の屋根に載せられるスレート1枚分に相当する金額です。 スレートにサインをして、ヴォー城の歴史に自分の名前を刻むこともできます! 

ジェ=シュル=セーヌ 

ルートに戻り、ジェ=シュル=セーヌに向かいます。 ここには、かつての鉄道車庫を利用した一風変わったレストラン「Le Garde Champêtre」(ル・ガルド・シャンペトル)があります。 工場のような雰囲気と田舎風スタイルをうまく組み合わ、センスのよい内装が施されています。 温かみのある落ち着いた雰囲気で、一休みに最適な場所です。 レストランでは、隣接する自社農園で採れた新鮮な食材を主に使った洗練された料理を提供しています。 

クルトロン 

このルートで見逃せないものの一つに、コート・デ・バールのブドウ畑を象徴する、シャンパーニュ地方の「カドール」(Cadole)があります。 ブドウ農家がドライストーンを積み上げて造った昔の石小屋であるカドールは、この地域のワイン作りの伝統を物語るものです。 カドールはかつて、ブドウ農家の道具を保管したり、悪天候の際の避難や猛烈な暑さをしのぐための場所として利用されていました。 クルトロンから歩いていくと、こうした古い石積みの小屋がブドウ畑や森の中のあちこちに建てられているのを見ることができます。 

レ・リセ 

少し南に行くと、絵のように美しい村、レ・リセがあります。レーニュ川の岸辺には古い石造りの家々が立ち並び、ルネサンス時代に建てられたものもあります。 この村には3つの教会、2つの城、6つの礼拝堂、7つの共同洗濯場があり、歴史遺産の宝庫となっています。 また、総面積にして866ヘクタールのブドウ畑が広がり、シャンパーニュ地方で最大の面積となっています。  

エソワ 

東に進むと、エソワの村に着きます。 ここは、ピエール=オーギュスト・ルノワール が、この村の生まれで後にルノワール夫人となるアリーヌ・シャリゴと恋に落ち、1896年から住んでいた場所です。 村には、この有名な画家にまつわる特別な展示が見られる場所が設けられています。 「Du Côté des Renoir」(デュ・コテ・デ・ルノワール)では、ルノワール一家が住んでいた家や庭、画家のアトリエの見学を提供しています。 文化センターでは常設展示のほか、多数の特別展を企画しており、 ルノワール一家の生活を内側から垣間見ることができるようになっています。 

ノエ=レ=マレ 

ノエ=レ=マレの近くにあるブリュ台地(Plateau de Blu)もぜひ訪ねるべき場所です。 標高357mという県内で最も高い場所からは、目の前に広がる素晴らしいパノラマが楽しめます。 コート・デ・バールの渓谷や、ブドウ畑と森が織りなす風景が一望でき、 晴れた日には、遠くコロンベ=レ=ドゥ=ゼグリーズにあるロレーヌ十字も見えます。 静かですがすがしいこの場所で、新鮮な空気をゆっくりと味わってください。  

バール=シュル=オーブ 

さらに道を進むと、バール=シュル=オーブに着きます。 この中世の街では、「Circuit de la Paume」(手のひらルート)と呼ばれる、街角の標識をたどる観光コースが設けられています。 この名前は、中世にシャンパーニュ大市(Foires de Champagne)が開催されていた頃に重要な場所だった、ポワ通りとラ・ポーム通りの角にあった手をかたどった看板に由来しています。 この観光コースに沿って、屋内市場、オーブ橋、サン=ピエール教会、市庁舎など、街の誇る文化遺産を発見してください。 

コロンベ=レ=ドゥ=ゼグリーズ 

コースの途中にあるコロンベ=レ=ドゥ=ゼグリーズは、ド・ゴール将軍の別邸があった場所で、1946年からはここが主たる住居となりました。 この村には、シャルル・ド・ゴール記念館(Mémorial Charles de Gaulle)が作らており、20世紀の歴史に触れられる場所となっています。 常設展示では、この偉大な人物の生涯をさまざまな角度から取り上げ、歩んだ道を紹介しています。 近くに建てられた巨大なロレーヌ十字により、記念館の場所は遠くからでもすぐにわかります。 ロレーヌ十字の建つ場所からは、村とシャンパーニュ地方のブドウ畑の美しい風景を眺めることができます。  

見学の後は、「La Grange du Relais」(ラ・グランジュ・デュ・ルレ)で一休みしましょう。 記念館から500mのところにあるこのオーベルジュは、冬は暖炉のそばで、夏は木陰になったテラスで、ビストロ風の暖かい雰囲気で客をもてなしてくれます。 レストランでは、シャンパーニュ地方の真の魅力が発見できる、たっぷりとした美味しい郷土料理を提供しています。  

村には、ホテル・レストラン「La Montagne」(ラ・モンターニュ)や、星付きレストラン「Natali」(ナタリ)もあります。 ルートの途中、ナタリ・シェフが腕をふるう美食の世界に立ち寄るのもまた一興です。 バニラの香りのするギムナデニア、香り高いソロモンシール、野生のアスパラガス、行者ニンニク、キノコなど、ナタリ・シェフは、森を探索し、そこで見つけたあらゆる魅力的な植物からインスピレーションを得ている「味の語り部」です。 魅力的な雰囲気を持つ「ラ・モンターニュ」では、思い出に残るひとときが過ごせます。 

バイエル 

最後から2番目に訪れるのはバイエルの村です。 ここには、クリスタル博物館(Musée du Cristal) とガラス工房があります。 博物館では、古代から現代までのガラスとクリスタルの歴史をたどることができます。 エコミュージアムとして設計された博物館では、この「クリスタルの街」の歴史を知るための模型、見事な作品の数々、古い資料などが展示されています。 クリスタルの工房で撮影された動画では、宙吹き、手彫り、砂彫り、サテン仕上げ、金メッキ、エナメル加工など、すべての製造工程が紹介されています。 また、ガラス工房では実演も行われています。 

ヴィル=スー=ラ=フェルテ 

この発見の旅もそろそろ終わりを迎えます。 最後に訪れるのは、クレルヴォー修道院(Abbaye de Clairvaux)のあるヴィル=スー=ラ=フェルテ村です。 修道院の壮麗な建築物は、一見の価値あり! 12世紀に建てられたこのシトー会修道院は、18世紀に再建され、19世紀にはナポレオンによって刑務所に改造されました。 修道院と監獄という2つの過去をたどることができるこの歴史的な場所は、訪れる人の興味を掻き立てます。 

シャンパーニュ地方の5大産地をめぐる旅のひとつであるこのルートでは、フランスの歴史上の重要な場所を始め、地域の著名な人物について学ぶことができる文化センターや、高級レストランまで、様々な場所に皆様をご案内します。  

シャンパーニュもお酒。節度を持って楽しみましょう。テイスティングの際に、スピトゥーンやアルコール検知器具もご利用いただけます。お気兼ねなくお尋ねください。

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Montgueux-coteaux © Olivier Douard - Troyes La Champagne Tourisme
rue Linard Gonthier © Olivier Douard - Troyes La Champagne Tourisme
Cathédrale de Troyes © Studio OG - Troyes La Champagne Tourisme (35)
Rue Emile-Zola 2 (2) © Studio OG - Troyes La Champagne Tourisme
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