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シャンパーニュを旅する
フランス国王の大多数は、ランス大聖堂で戴冠式を行いました。13世紀建設の大聖堂はゴシック様式を代表する建築物です。多くの彫刻が施されていますが、もっとも有名なものは「微笑みの天使」です。ロマネスク様式のサン・レミ聖堂も見ごたえがあります。
ガロ・ロマン時代のマルスの門とフォーラム、トー宮殿、サン・ドニ美術館、サン・レミ博物館、15世紀・16世紀建設の邸宅、画家、藤田嗣治が壁面画を手掛けたフジタ礼拝堂などもぜひご覧ください。
少し足をのばし、ポンペル要塞やナヴァラン開拓地を訪れると、この地方が第一次世界大戦中、激しい戦いの舞台であったことが思い出されます。また、ランス周辺の美しい景色に囲まれての散策もお勧めです。
特に、西部のアルドル川とヴェル川の谷は、まるで絵に描いたような景色。昔ながらの村風景に、ロマネスクやゴシック形式の教会が美しく映えます。
南部では、モンターニュ・ド・ランスのブドウ畑丘陵を貫くルートが美しいです。グーを出発し、ヴィルドマンジュ(美しい教会と、サン・リエ礼拝堂からの壮大なパノラマが見もの)を経て、ヴェルズネー(風車、灯台エコミュージアム)、ヴェルジー(「フォー」と呼ばれる樹齢千年のねじれたブナの林、シナイ山からの眺め)へと至ります。
エペルネーの街は四方をブドウ畑に囲まれています。シャンパーニュ大通りには、名の知れたネゴスが所有する瀟洒な旧邸宅やブルジョワ階級の住居が立ち並びます。議論はあるものの、この通りがあるエペルネーこそシャンパーニュの首都、と主張する人もいます。
エペルネーの街周辺にはいくつものルートがあります。西側のルートは、アイ(ゴシック・フランボワイヤン様式の教会、コロンバージュ建築の家屋、国王アンリ4世のワイン醸造所といわれる家屋)、ミュティニー(パノラマ)、アヴネー・ヴァル・ドール(12世紀と16世紀の教会)を経て、ブジーとアンボネーのかわいらしい集落に至ります。
南部にも、訪れる価値のある村落が広がります。ピエリー(18世紀建設の邸宅、中でも当時の著名な作家、哲学者、芸術家らを迎えた著作家ジャック・カゾットの邸宅)シャヴォ(教会とパノラマ)、サン・マルタン・ダブロワ(一風変わった鐘塔とスルダンの湧き水)。
コート・デ・ブランの村々は、美しい風景が魅力なばかりでなく、個性的な建築様式の教会も興味を引きます。(キュイ、クラマン、アヴィーズ、そして、1920年にノーベル平和賞を受賞し国際同盟の祖となったレオン・ブルジョワが暮らしたル・メニル・シュル・オジェなどの村々)14世紀の詩人としてフランスで最も有名なユスターシュ・デシャンが生まれた町ヴェルチュの教会には、納骨堂があり、古い城壁の遺構で囲まれています。
モン・エメの上方ベルジェール・デ・ヴェルチュの近くからは、息をのむようなパノラマが見渡せます。この果てしない丘陵に、次々と先史時代の人類が住み着き、ガリア人の陣営、ローマ人の陣営、巨大な城塞が築かれました。そして、1239年、カタリ派の信徒の火刑台が置かれたのもこの地でした。
マルヌ川の南方は、オルベ・ラベイ(13世紀の素晴らしい大修道院教会)、エトージュ(17世紀の城)ヴィルヴナール、コワザール・ジョッシュ(先史時代の巨石記念物メンヒルやドルメン、新石器時代の洞窟や墓所)を経て、サン・ゴン湿地帯(先史時代の遺跡と1914年の戦場)に至り、続いてにぎやかなセザンヌ(15~16世紀の威厳あふれる教会)の中心街に至ります。にぎわうセザンヌの街も、トゥラコンヌの森やマルセル・プルーストが愛した南から西に広がる静かな田園地帯からそれほど遠くはありません。ヴィトリー・ル・フランソワ周辺も魅力あふれる地区です。特にコロンバージュ建築の教会や家屋の建つシャンパーニュの森、シャントコックのデール湖などが見所です。途中ぜひシャロン・アン・シャンパーニュに立ち寄り、この町の数々の教会やノートルダム・アン・ヴォー教会の修道院博物館、17~18世紀の城館などを見学して下さい。15~16世紀に建てられたエピーヌ聖堂もこのそばにあります。
ブドウ農家やシャンパーニュメゾンを訪れ、その感動を分かち合い、シャンパーニュやその醸造についての話を聞いてみませんか。もしかしたら、普段は聞けない秘密が明かされるかもしれません。
エペルネーとその周辺のカーヴを検索
グリーターとは、英語でお客様を迎えるホストのことで、自分の住む地域を心から愛する人たちのことです。ボランティアで観光客との出会いの場を設け、アットホームな雰囲気の中で、無料で自分の好きなスポット、お気に入りの場所、エピソードなどをご紹介します。
全長525kmに及ぶマルヌ川の中でも、最も眺めの良いのは、間違いなくシャンパーニュ地方のブドウ畑の合間を流れる部分です。エーヌ県では、シャトー・ティエリーの街(ジャン・ド・ラ・フォンテーヌの生地で、それを記念した博物館があるほか、祭典を毎年開催)の周囲には、見どころの多い村が広がります。クルット、シャルリー、ノジャン・ラルトー、ロムニー・シュル・マルヌ(多くの印象派画家が滞在)、メジー・ムラン(美しい教会)などがその一例です。
ドルマン(13世紀の教会、ルイ13世の城、マルヌの戦いを記念した礼拝堂)を出発し、エペルネー方面に向かうと、丘陵の中腹を2本のルートが縫うように走っています。
左岸のルートは、トロワシー、マルイユ・ル・ポール、ウーイー(興味深い教会)、ブルソー(19世紀建設のルネッサンス様式の城)やヴォシエンヌ(美しい教会)を通ります。
右岸には、シャティヨン・シュル・マルヌ(ビューポイント、シャンパーニュ地方に生まれ、1095年第1回十字軍派遣を呼びかけた法王ウルバヌス2世の大きな彫像)、ダムリー(18世紀初めジャン・ラシーヌの悲劇のヒロインを演じたアドリエンヌ・ルクヴレールの生地)、オヴィレ(雄大なパノラマとドン・ペリニヨンが埋葬された大修道院教会)が連なります。
バール・シュル・セーヌ(教会と古い街並み)の周辺にのどかな起伏の多い風景が広がり、この地方らしい村が点在します。エソワ(画家オーギュスト・ルノワールが在住)、レ・リセ(古い邸宅)、ミュシー・シュル・セーヌ(教会と城)、ノエ・レ・マレ(雄大なパノラマ)などがその代表です。
バール・シュル・オーブ(教会と16世紀の木製屋根付き市場)の近くには、青々とした田園風景が広がり、アランティエール、アルコンヴィル、リニョル・ル・シャトーなどののどかな村落が連なります。
オーブ県とオート・マルヌ県の県境にあるコロンベ・レ・ドゥ・ゼグリーズ村は、毎年多くの人がド・ゴール将軍の墓詣りに訪れます。ブドウ畑に到着する前に、オリアンの森では、心地よく散策や休憩ができます。ブドウ畑はないものの、トロワの街では、コロンバージュ建築の家屋の並ぶ道を歩き、14~15世紀の堂々たる屋敷を眺め、見ごたえたっぷりの美術館・博物館や、彫像やステンドグラスが感動するほど美しい数々の教会をぜひ見学に訪れてください。
ヴィトリー丘陵地帯のルートは、ヴィトリー・ル・フランソワやデール湖に滞在する観光客が容易に足を運べる、シャンパーニュのブドウ畑への新たなアクセスポイントとなっています。
全長60㎞に及ぶルートは、丘陵、山、平地を抜ける細い道を通り、いかにもボカージュ・シャンプノワらしい建物が立ち並ぶ15余りの村を巡り、ヴィトリー丘陵地帯の15の市町村を結びます。(ヴィトリー・ル・フランソワ、サンタルマン・シュル・フィオン、サン・リュミエ・アン・シャンパーニュ、リス・アン・シャンパーニュ、バシュ、ヴァノー・ル・シャテル、ヴァノー・レ・ダム、ロゼ、ヴァル・ド・ヴィエール、ドゥセ、ヴァヴレ・ル・プティ、ヴァヴレ・ル・グラン、バシュエ、シャンジー、ヴィトリー・アン・ペルトワ)
ブドウ農家やシャンパーニュメゾンを訪れ、その感動を分かち合い、シャンパーニュやその醸造についての話を聞いてみませんか。もしかしたら、普段は聞けない秘密が明かされるかもしれません。
ヴィトリー丘陵地帯のカーヴを検索
グリーターとは、お客様を迎えるホストのことで、自分の住む地域を心から愛する人たちのことです。ボランティアで観光客との出会いの場を設け、アットホームな雰囲気の中で、無料で自分の好きなスポット、お気に入りの場所、エピソードなどをご紹介します。