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テロワールと原産地統制名称
シャンパーニュ委員会の法務部では、様々な形で、日々、シャンパーニュの名称保護のための取り組みを行っています。数々の係争を扱い、示談で解決することもあれば、法廷に持ち込まれることもあります。そのうちいくつかは代表的なものは判例となっています。
1960年、イギリスの高等裁判所において、イギリスで販売されていた発泡性ワイン「スパニッシュ・シャンパーニュ」が名称の不正使用と認められました。これにより、イングランド法国家においても、ワイン分野での名称保護が可能となったばかりでなく、スペインをはじめとする各国にとっての判例となりました。その後、名称保護はノンアルコール飲料など同業種外の不正使用にもおよび、裁判にも勝訴しています。
最初のケースは、ドイツにおけるミネラルウォーター「ペリエ」で、シャンパーニュの名を利用した「ミネラルウォーターのシャンパーニュ」というキャッチコピーが問題となったものです。
1944年には、イギリスで、ニワトコ(エルダーフラワー)を用いた炭酸飲料に、シャンパーニュによく似たボトルが用いられ、ラベルに「エルダーフラワー・シャンパーニュ」と記載されました。
同業者組織
シャンパーニュ委員会